少子高齢化社会がすすむ中、介護職員の人材不足は慢性化しています。求人広告には常に介護職員の募集があるため、目にしたことがある人も多いと思います。中には介護職への転職を考えたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、介護業界へ転職してみて、思っていた以上にハードだったり、人間関係で疲れたりなど、様々な理由で長く続かず、離職率が高いのが現状です。
そこで今回は、介護職の職場の種類を簡単に紹介します。転職の参考にしていただけたら幸いです。職場の種類は大きく分けて、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、デイサービス、訪問介護の4種類に分類することができます。特別養護老人ホームは夜勤があり、比較的介護度の高い方が居住しています。身体介護といわれる重労働になりますが給料は一番高く、介護スキルも身につきます。次に介護老人保健施設です。夜勤はありますが、特別養護老人ホームと比べ介護度の低い方の居住です。特別養護老人ホームほど給料はよくないことが多いです。ですが、日常生活復帰に向けたリハビリサポートのスキルが身につきます。次はデイサービスです。こちらは昼勤のみ、日曜は休みの所が多いです。シフトによっては土日休みも可能なため、給料よりも休日重視な方に向いています。レクリエーションなど楽しい事も多いです。最後は訪問介護です。こちらはアルバイト、パートという形がほとんどのため、結婚してからも介護職を続けたい方や育児が落ち着いたママさんなどに向いているかもしれません。ただし、専用の資格が必要ですので、あらかじめ準備をしておく必要があります。
ひと口に介護職といっても施設によって仕事のハードさや身につくスキルは様々です。それぞれの違いを理解して職場を選ぶことが転職を成功させるコツといえるでしょう。自分の生活に合わせて働ける施設を選ぶことで、長く続けやすくなります。